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  トップカウンセラーインタビュー
原田 憲子カウンセラー (北海道)
◆◇カウンセリングルームの特徴は?◇◆
箱庭療法やコラージュ療法ってどんな時に使って、どんな効果があるのですか?

 私は、箱庭やコラージュという心理療法をカウンセリングに取り入れています。
 問題そのもののつらさはあるのだけれど、自分を責めたり、気持ちが重くなったりして心がつらくなるようなそういう時に、箱庭やコラージュをすることで、なんとなく気持ちが軽くなり、気分が楽になる。そうすると、問題を解決する元気がでてくるのです。

 心理療法には、それをすることで心が活性化するという特徴があります。 ですから、悩みの本質がその方の心のあり方と深くかかわっているような場合におすすめしています。また、自分の心が見えない、自分をもっと知りたいとか、何故だかわからないけれど心が疲れている、というような方にもおすすめします。

 箱庭やコラージュは、作っていくうちにどんどん変化していきます。何度かやっていくうちに、自分で自分の傾向のようなものが見えてきます。わかっていくということなのです。

 そして、箱庭やコラージュを作るときには、"カウンセラーとともにいる"ということがとても重要です。人は、誰かに自分をわかってもらいたいし、わかってもらうことで一歩進むことができるのですから。だから、私も心を開いて、その方の思いを十分に受け止めていくのです。

 箱庭を置いたりコラージュを作ったりすると、「あなたはこういう人ですね」と判断されるのでは?と考える方がいらっしゃいますが、そうではないのです。

 その方の今の心が表現されるのであって、性格や人格を判断する心理テストとは違うのです。もちろん会話は大切です。言葉を使って自分を表現するということは、人間の本質的な性質ですから、十分に話していただきます。ここでは、どんなこと表現してもいいよっていうそういう場所にしたいですね。


 箱庭療法とコラージュは表現療法と呼ばれる心理療法で、C・Gユングの心理学理論を背景としています。特徴は、道具を使い言語をあまり必要としないということです。

 箱庭では、人形や木などのミニチュアやおもちゃを砂箱の中に自由においていきます。コラージュでは、画用紙に写真や雑誌などの切り抜きを貼り付けていきます。

 人は無意識にその時の自分の心を"もの"に託し表現します。そうやって無意識を形にしていくことで、自分自身と具体的に向き合うことができるようになります。さらに自分の心の本来の思いを知ることは、深い癒しをもたらします。

◆◇ズレ?◇◆
カウンセリングを受けると気づくことがあると耳にしますが、どういうことなんでしょうか?

 自分はこういう人間であるとイメージしている自分と、本来的な自分とがズレていることがありますね。

 人は、幼少時から環境の中で「良い子ね」「やさしい子ね」「悪い子だ」と常にメッセージを受けているのです。特に親からのメッセージの影響は大きいのです。ですから、極端に言えば、人は扱われるようになっていく、というわけです。

 ところが、人間には生まれもった資質というものがあるといわれています。赤ん坊を見ていても、十人十色で、さまざまな個性がありますよね。その資質をどう判断するかは環境の中でなされるのですね。

 走り回るのが好きな子供が、静かなのが好きな親から、「静かにして、乱暴な子ね」と言われていたら、自分は乱暴なのだというイメージを持つかもしれません。
 ところが乱暴であるというイメージを持つと、ただ走るのが好きなだけの自分に対して肯定的でいられなくなり、自分の全部を受け止められないというズレが生じるわけです。

 このズレのため自分自身としっくりこないという感じを持って、自信がなくなったりするのですね。そのため、大きくなってから何か問題を解決しようとしたときに、うまく解決できないと思ってしまうのです。

 ですから、お話を聞いて、自分自身を再評価するということをします。先ほどの例でしたら、乱暴なのではなくて、走るのが好きな自分、ということに気がつくのですね。そうして、その自分を評価するのは自分自身であってよいのだという受け取りができたら、問題を乗り越える力がぐっと大きくなるのです。

 もっとも、そうしたイメージは、成長する過程で修正されていくことが多いのですけれど。特に、中・高生の時代に、友人とのやり取りの中それまでとは違った自分を発見していきます。自分を見直すことが多くなるのでしょう。
 ですから、その時期は人にとって大切なのですよ。

◆◇カウンセラーの役割って?◇◆
カウンセラーは私達にとってどのような存在なんでしょうか?

 例えば、こんな風に考えてみてください。お化けって、なんだかわからないからものだからすごく怖いでしょう。でも何なのかがわかれば、どう対処すればいいのかわかってきますよね。

 悩みもそうですね、何故自分が悩むのか、何故問題が起きるのか見えない時は深刻に感じていますね。そういう時、専門的な知識やスキルを使って問題を整理して、行動の変容を促すということするのがカウンセラーの役割ということです。

 そうですね、別の言い方をすれば、鏡になれればいいと思います。相談者の心や人となりを映し返すのです。人は本来、自分で物事を決められるし、決めたいものだと思うのです。ですから、自分をきちんと知ることができたら、悩みの解決へ、ぐんと近づいたことになります。

 ところで、私はお金をいただいて仕事をしているわけですから、個人的な感情や考えで相談者のことを判断するのではなく、あくまでもカウンセラーとしてお話しをしていきます。そこが、家族や友人と決定的に違うところですね。家族や友人はあなたのことを心配して、一緒になって怒ったり泣いたりしてくれるでしょう。

ですから、私も家族にカウンセリングはできません。感情が先にたってかっかとしてしまいますから。でもね時々、相談者のお話で、身につまされて思わず涙してしまうことはあるのです。そういう時は、我慢しないで涙を流していますね。本来は涙もろい方ですから。

 そういえばある方がいいました。「例えばね、スキーをしたことの無い人が滑ろうとするとき、誰にも教わらずに自分でやる方法と、お金を払って滑り方を教わる方法があるでしょう。悩んだ時も同じだと思うよ。私はお金を払って悩みの解決の仕方を教わりに来たのよ。そのほうがずうっと早く解決するものね」うーん、確かに、勉強になりました。

◆◇タイミングって。◇◆
カウンセリングを受ける"時(タイミング)"って分かるものなのですか?

 タイミングというのはあると思いますね。
 「じゃあ、タイミングをどうやってはかるの?」ということですが、本人がカウンセリングを受けようと思うときがそうだと思いますよ。

 問題の大小に関係なく大抵は、まず自分で何とかしようと思うでしょう。普通そう思いますし、あたりまえでしょうね。でも、なんともならなくなった時、カウンセリングという方法を思いつくでしょう。

 人は、うまくいっている限りそれまでのやり方を変えません。変える必要がないからです。ですから、カウンセリングを受けようと思うときにはちょっと勇気が必要になります。それは今までのやりかたが役に立たない、間に合わないということを認めなければならないからです。

 でもね、カウンセリングは非常に理にかなった楽な方法だと思うのです。カウンセリングは、心理学理論に裏打ちされているからですね。心理学には、人間の心に関する知識と知恵が詰まっていて、利用価値がものすごく高いのです。心理学もカウンセリングも、使ってみる価値はありますよ。

 新しい自分を引き出していくためには少し痛みが必要な場合がありますね。古い自分の殻を破るという意味でもありますから。そうすることで、人は大きく成長すると思うのです。

◆◇カウンセリングに対して◇◆
カウンセリングルームを開設してみて、カウンセリングについて、今後についてどんな風に考えていますか?

 カウンセリングルームを開設した当初から、女性に対してのカウンセリングを主に行っていきたいと考えていました。子供を生むのが女性であり、主に子育てをしているということから、女性を支援することで、子育て支援ができればと思っていたからです。その思いは今も変わりませんが、男性に対してのカウンセリングも必要だと感じるようになりました。

 それは、妻である女性の意識が加速度的に変化しているので、夫である男性が理解しにくくなっているということに気がつかされたからです。奥さんが、ご主人のカウンセリングもして欲しいということがあります。より良い夫婦関係を築くためには、双方の気持ちが大切ですから。

 現在は、ご夫婦の問題で男性のカウンセリングを引き受けることが多いです。夫婦のかかわり方が本当にそれぞれになっているので、夫である男性側も戸惑っているようです。妻である女性の意識の変化が加速度的なので、個々の方法が必要なのでしょうね。

 ですが、離婚問題がある場合はお断りすることがあります。離婚に対して双方の気持ちが違うとき、両方を一人でカウンセリングするのは難しいからです。

 子育て支援のための女性支援ということは、母親だけの支援ということではなく女性全部を指します。結婚しているとかしていないとか、子供がいるとかいないとかということではなく、女たち全員が母であり、子育てにかかわっていると考えるからです。ユングの言う集合無意識のイメージなのです。

 さて、これからも色々なことに気がついて、その都度考えていかなくてはならないでしょう。人間の心にかかわる仕事ですので当然でしょうね。できる限り柔軟に応じられる自分でありたいと思っています。

◇質問◇
皆様が、インタビュアーでしたら、原田カウンセラーにどのようなことを聞いてみたいですか?
(150文字以内)
皆様の聞いてみたいこと
◆◇原田 憲子カウンセラーのご紹介◇◆
 原田 憲子(心理カウンセラー原田)
カウンセリングルーム  カウンセリングルーム  カウンセリングルーム  カウンセリングルーム

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