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子育て真っ最中の若いころのことです。
あるバザーの手伝いに行くことになりました。
私は、カレーを作るグループでした。
皆さん手際よく準備をしています。
でも、私は子供を抱いていてスムーズに動くことができません。
忙しく動いている人たちの中にいて、できない自分に苛立ちを感じ始めました。
言い訳しなければならないような気持ちになってきたのです。
そうしてリーダーの方に「ごめんなさい、ちゃんとお手伝いできなくって・・・」と
言ったのです。
すると「いいのいいの、食べにきてくれればいいから。カレーを作るのも食べてくれるのも、両方手伝いよ」と言ったのです。
リーダーの方は中年の女性で、私の親の世代の方でした。
私は「あ、そうか」と、ストンと納得してしまいました。
確かに、カレーを作る人がたくさんいても、それを食べにきてくれる人がいなくては困ります。作る人も食べる人も、両方必要なのです。
このことは物事を見る見方を広げてくれました。
つまり、カレーを作る人は食べる人がいなければ作る意味がありません。
他人に親切にしたいと思っていても、困っている人がいなければできません。
すばらしい芸術作品も認めてくれる人がいなければ埋もれてしまうでしょう。
発信する人、それを受け止める人、お互いがお互いを必要としていて、どちらも同じく大切であるということ。
そうして、たった今は、自分が一方の側に立っていて、時として立場は逆転するのだということを実感したのでした。
悩んでいるあなたが悩みを乗り越えたとき、誰かの悩みを聞くことがあるかもしれませんね。
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| 2007/3/12 |
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