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こんにちは。ai(あい)メンタルサポートの瀬上と申します。
一昔前は、男性のテーマは自信、女性のテーマは愛情と言う内容の相談がとても多いと言われていたそうです。 ただ最近は社会状況の変化からか、男女の別なく色々な問題が複雑に入り組んだ内容が多いようです。
読めない明日への不安からか、すっかり自信を失ってしまっている方がとても多い様な気がします。
こんなクライアントさんが当ルームへ来訪されました。何か所かカウンセリングに行ったけどもう一つ納得のいく答えが見つからなかったそうです。
お話の内容は概ね以下の様でした。
○ 家庭内の問題での悩み。
○ 勤務先の会社の先行き不安。
・社長が無謀なリストラを強行した結果、業績が急激に悪化。
回りはイエスマン、唯一文句を言う彼は社長に疎まれている。
・若い社員は全く常識を知らず、気が利かない。
例えば「お客様にコーヒーをお出しして」と言うと砂糖もミルクもスプーンも無し。
「だってコーヒーとしか言わなかったから」なんて具合で頭を抱える毎日。
友人に愚痴ると「若い者に一から言わないお前が悪い」とまで言われる始末。
「私がおかしいんですかね~?」とすっかり自信を失ってしまっているご様子でした。 お話を伺っている限り、とても良識があり本来ならバリバリと仕事をする頼れる上司と言ったタイプの方で、只々ご同情を申し上げる様な内容でした。
この様な一見八方塞りの様な状況の時、私は解決指向型セラピーのアプローチを行います。
私:「こんな、しんどい状況の中でよく頑張ってこられましたね。私ならとっくに逃げ出してますよ。何が○○さんを頑張れせてくれたんでしょう?」
彼:「う~ん、やっぱり子供ですかね~」
その方には中学生の息子さんと共通の趣味があり、TVゲームの最中でも声をかけると喜んで一緒に来るそうです。
「このままこの趣味を一緒に楽しみたい。彼が大人になったら、その話をさかなに二人で一杯やるのが夢ですねぇ。」と、とても嬉しそうに話してくれました。
そして、こうお聞きしました。
「○○さんにとって、一番の理想の形は、どんな形ですか?」
「えっ? 今迄そう言う質問はされた事なかったな・・・。」
う~ん、としばらく考え込んでから
「うん、そうかそうか、そう言う考え方すればいいのか。そうなんだ!」と、お一人で納得されていました。
そして、
「うん、解りました。そうなんだ、そう言う考え方が有るんですね。もう結構です。スッキリしました。有難うございました!」と、腑に落ちた様子で、そして明るい表情で帰って行かれました。
時として、たった一つの言葉が問題解決に対する大きなきっかけになる事があります。
この方のケースでも心理療法的な質問は二つだけでした。
「何があなたを頑張らせてくれたのでしょう?」
「あなたにとっての理想の形は?」 です。
大変な状況にあっても自分には、趣味を共有できる最愛の子供がいる事に改めて気付き、そして、理想の形を考える事で現状を打破し、明るい未来への展望を多少なりとも見い出せたのではないでしょうか。
ともすると問題や悩みにのみ、目を向けてしまいがちですが、少し視点や角度を変えて見ると「自分にはこんな事があるじゃない」「こうすればいいんだよね」など発見があるのではないでしょうか。
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| 2006/2/20 |
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