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【カウンセラー特集】
 第1回目は、よく受ける悩みの分野、です
 カウンセリングルームでよく相談にこられる分野についてご紹介です 
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『よく受ける悩みの分野』
阿世賀 浩一郎

 こんにちは、湘南フォーカシング・カウンセリングルームの阿世賀(あせが)です。

 まだ開業して4ヶ月という段階でこのコーナーで書かせていただいて、たいへん恐縮しています。

 20年近く、いくつかの大学での大学学生相談と、主として社会人の方へのフォーカシング個別指導という2足のわらじでキャリアを積んでまいりました。

 実際開業してみたら、まずは、そうやって学生相談で相談においでになっていた皆さんが、10年以上の年月を経て、ネットで私の開業を知り、それらの方と久しぶりにお会いするというケースがどんどん増えてきました(^^)

 現在はすでに30代に入り、それまで、時には休職したり通院したり、他の方のカウンセリングを受けたりしながらも、社会人として何とか順応して、10年以上、社会の荒波の中で「サバイバル」してきた方が多いですね。

 学生時代のその方たちについての私の記憶の糸をたぐり、この十数年どうやって生きてきたかを具体的にうかがうと、まずは「よくそここまでがんばって来られましたね」と、むしろそのことに敬意を表したくなり、これらの方々の「生きる力」を「みくびっていた」私自身が恥じ入りたくなる思いをすることが多いです。(面接料金という「ハードル」がありますから、それなりに社会的にやって来れ、収入を得てきた方になってしまうのは、当然と言えば当然ですが)

 そういう「元クライエントさん」の復活組(?)以外のクライエントさんの場合も、なぜか、ほとんど同様のケースが多いです。

 つまり、現在30代、10年前後、何とか社会の中でやってきて、いわば「社会人」として、ある程度そつなく「順応」できるだけの「役割的自己」、あるいは、ユング風に言えば「ペルソナ(仮面)」は、まがりなりに身につけて来られている(これはこれですごく大事な、その方の「生きる力」のあらわれであり、肯定的に評価していいと思っています)。

 でも、その「仮面」の内側では、劣等感や、ものすごいストレス、空虚感、鬱、プライベートな深い人間関係をうまく継続的に維持できないこと、それまでのカウンセラーや医者との意思疎通そのものに欲求不満を抱えて苦しんでおられる。

 何と言いますか、そつなく「自我の『引き出し』を開け閉めして」本音の自分を臨機応変に出せないまま、外面(そとづら)だけは社会人として何とかやれてるけども、もはや「若い」と言い得る時期を終えてしまい、周囲とのギャップがどんどん広がり、もう取り返しがつかなくなるのではないかという危機感や絶望感や焦りに追いつめられた果てに、私に相談に来られた、という方がたいへん多いということです。

 まあ、私個人も、20年間、実はそういう「社会順応」をしてきた中で、やっとここ数年、「カウンセラー」という「仮面」の下の自分を思う存分遊ばせることが、様々な苦悩や犠牲を経て、ある程度できるようになった人間みたいなものですが。

 ですから、私の個人ホームページは、「ここまでカウンセラーらしからぬホームページを実名でやっていいのか!」と、最初皆さんを唖然とさせるような、私の「個人」むき出しの内容です。むしろ、そうした私個人のあり方に共感してくださる方が、相談においでになっているのだと思っています。

 私は、そうした方々の「外面を作る『能力』」とその過程での苦しみを、まずは敬意を持って受け止めた上で、その方なりの、人生の軌道修正のあり方を、その方だけの「一品料理」として一緒に作っていくお手伝いをしようというスタンスで、お話を伺っているつもりです。

2005/12/12
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