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【カウンセラー特集】
 第4回目は、私を支えてくれる言葉、です
 カウンセラーが常に心に持ち続けている言葉をご紹介します 
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『感謝と謙虚』
永井 眞一

 私はつくづく、「自分はなんて傲慢な人間なんだろう」と思うことがあります。

 人と話をしていても「こいつはわかってないなぁ」なんて心の中でつぶやいて。

 そんな時、はっとする思いで、頭に浮かぶのが「感謝と謙虚」。

 傲慢になったとたん、人間成長が止まってしまう。

 紙一重のところで踏みとどまらせてくれる。

 そんな言葉が「感謝と謙虚」と言う言葉です。


 この仕事をやり始めた頃、何とか困っている人の役に立ちたい、手助けをしたいと思って一生懸命になっていたはずなのに、「初心」を忘れて、いつの間にか傲慢になっている自分に気付き、幾度と無く恥ずかしい思いをしたことがあります。

 そんな時も、やはり「感謝と謙虚」を思い出すことで、救われてきたように思います。


 若い頃は「天上天下唯我独尊」、この世の中、自分が存在するからあるのであって、自分がいなくなればこの世も終わり(もちろん大きな勘違い)、なんて不遜且つ傲慢なことを思っていた頃もありました。

 自分だけが正しくて、他人はみんな間違っているといったような。

 でも、自分ひとりいなくなっても、世の中そんなに変わらない。淡々と時間は過ぎていくだけ。

 逆にこの世にいられることが、不思議で大変なことなんだなぁと思うと、「ありがたや、ありがたや」と思ってしまう。

 自分をちっぽけな存在だと思ったら、なんだかすーと気が楽になったように感じました。

 ちっぽけな自分が、「今ここ」でやれることをこつこつやるだけ。

 それ以上は出来ないし、それ以下でもない。

 毎日毎日、日々淡々と過ぎてゆく、そんな生活が出来たらいいなぁと思うのですが、どっこいそうは行かない。


 不安、不満、欲の塊、劣等感にさいなまれ、その裏返しで人を見下し、悩みは尽きず、悶々として生きていく、そんな毎日なんですが。

 それでも「感謝と謙虚」を忘れずに、と心に言い聞かせながら、何とか生きていくのも良いもんじゃないのかなぁ、なんて自己肯定。

2007/2/5
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