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よく受ける悩みの分野は、自分自身についてです。具体的には、自分のことを肯定できない、自信がない、マイナス思考で落ち込みやすい、対人関係が苦手、人の評価を気にしてしまう、他人に心が開けないといった悩みが多いように思います。
また、相談内容としては、夫婦や恋人との関係を改善したい、あるいはうつ状態や摂食障害で悩んでいるといった症状を主とするものであったとしても、お話を伺っていくと、同じように自分自身の問題へと繋がっている場合がほとんどです。
心に何らかの負担がかかったとき、ある人はうつ状態になってしまったり、ある人は過食になってしまったり、またある人は買物依存になってしまったり・・・人それぞれにその症状は異なりますが、いずれの場合も「もう自分の中だけではどうすることもできない。誰か助けて!」といった心の悲鳴が形となって現れたのだと思います。
今までは何とか自分自身を叱咤激励しながら、やり繰りすることができていたのかもしれませんが、「もう限界!」と心が身体を使って訴えているのだと思います。
そんなふうに心が精一杯の自己表現をしているのだと受け止めるならば、その症状をなくすことが必ずしもその人にとって楽になるとは言えなくなります。
その症状がクッションとなって何とかやれているとしたら、それをなくしてしまうことはストレスをもろに受けてしまうことになりかねません。
例えば過食症などの場合、過食することでストレスのはけ口となり何とかバランスを保っているという状況があるならば、過食をなくすために努力することはますますストレスをためる結果になってしまいます。
むしろ過食にとらわれないことが、そこから脱出するためには必然と考え、ストレスを溜めないための心のあり方や過食に代わる楽しいストレス発散法など、自分にとって楽しいことや無理をしない方へシフトしていくことを、カウンセリングの場では提案していきます。
そして、これは悩み全般に言えることのように思います。悩んでいる状態とは、それに心がとらわれて周囲が見えなくなってしまっている状態、心が硬くなってしまっている状態だと思うのです。
その状態のまま、あれこれ考え悩んで解決策を導き出そうと試みても、見えるものは限られてしまうように思います。
例えば自分が進もうとしている道に巨大な氷の壁が立ち塞がっていたとして、何とか突破しようと金槌で必死に叩いてみるのですが、氷の壁は厚くちょっとやそっとではびくともしません。
それでも一刻も早く先に進みたくて、もっともっと・・・となおも叩き続けたならば、壁が壊れる前に手の方が腫れ上がってしまいますよね。
そんなときは、「慌てない、慌てない」と一休みして頭を休めることが肝心です。すると、どこからともなく「そうだ!炎で溶かせばいいんだ」といったひらめきがあったりするんですよね。これは頭が活発に働いている状態では、なかなか出てこないものだと思います。
「頭で考えるより感じること」これを是非、カウンセリングの中で体験して頂きたいと思っております。
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| 2005/12/26 |
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