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【カウンセラー特集】
 第3回目は、○○○の方へのメッセージ、です
 職種や立場においての悩みやこころを軽くする方法などをご紹介 
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『子育てや家事で疲れきってしまったという方へ』
有馬 潤一

 私のカウンセリングルームは、30代前後の若いご夫婦が多く住んでいらっしゃる地域(横浜市・港北ニュータウンの近く)にあることもあって、子育てや家事で疲れきってしまったという女性の方がおみえになります。

「他の専業主婦にはできている当たり前のことが、自分にはできない」
「何とか子育てや家事を続けているが、ほんとうはもう限界なんです」
「自分以外の家族はとても幸せそうにしているのに・・・」

 そんなご相談をされる方が一人や二人ではありません。
 ”幸せそうにみえる”方々の多くが、じつは心の内側にそんな悩みを抱えているのではないかと思えるぐらいです。

 私は心療内科の外来でも子育てについて相談されることがあります。

 以前は、自分なりに勉強したことを参考にしてお答えしていたのですが、自分自身でも半信半疑だった部分がありました。
 しかし、そんな私にも昨年5月に息子が生まれ、1歳4ヶ月になりました。

 私は、消化器内視鏡医である妻と共働きで、しかも二人の郷里は中国地方と九州。近くに親戚はいません。そこで生後3ヶ月から息子を保育園に通わせたのです。

 それでも妻と二人での家事と育児は想像以上に大変でした。

 夜中は交代でミルクをあげるのですが常に抱っこしていないと泣き出してしまうので、前半と後半で担当を決め、せめて2、3時間はまとめて眠るようにしました。朝になると掃除と洗濯をして、交代で子供を保育園へ送りながら出勤しました。

 睡眠不足は深刻で、車で仕事への移動中に「いつか事故を起こすのでは・・・」と、いつも心配していました。

 妻は常勤医だったので産後3ヶ月足らずでハードな仕事へ戻らざるをえなかったのですが、それまでほとんどひいたことのない風邪を何度もひいて高熱を出しながら仕事・家事・育児に奮闘しているのを見るのはつらいものでした・・・

 私は、生まれて初めて、育児の大変さを実感しました。
「女の人はすごい」、「専業主婦の皆さんが悩むのも無理はない」と、心から思えたのです。

 妻は、後に言いました。
「私に仕事がなくて育児だけをしていたら、きっと狂っていたよ」と・・・

 今のような核家族での生活では、助けてくれる人手は少ないのが実状です。
 つらい思いを打ち明ける勇気を出したら、返ってくる言葉に余計に悩まされてしまったという方もいらっしゃいます。

 せめて心の中だけでもご自分を大切にしてあげるために、カウンセリングを受ける静かな時間を作ってみませんか?


2006/9/18
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