花でいることも止めよう!

 数年前、SMAPの「世界に一つだけの花」がヒットした時、歌詞の「ナンバー・ワンよりオンリー・ワン」という言葉が多くの人たちに受け入れられました。日本人や日本社会が閉塞状態に陥り、それまでの単純に「ジャパン アズ No,1」を信じていた時代が終わっていました。

 立ち止まって、うずくまって、目を瞑って、じっとしていて・・・やがて、恐る恐る目を開けてみると・・・。自分だけがうずくまっていると思っていたら、多くの人たちが同じように・・・目を瞑って・・・うずくまって・・・立ち止まって・・・。

 何ができるとか誰と比べるとか気にしなくても良いんだよ・・・友達より速く走り続けることもやめて良いんだよ・・・友達と同じ道を走るから比べて苦しくなってしまうのだから・・・自分の生き方に素直に生きられればずっとのびのびと生きられるはずだから・・・。

 そう思えるようになって少しは気が楽になったけれど、まだ何処かにわだかまりが残っていました。「オンリー・ワン」であればいい、と言われて救われたように思ったけれど、どうやったら「オンリー・ワン」の自分が見つかるのだろう?

 17歳の自分に、果たしてそんな物が見つかるのだろうか。物心ついて数年の中の経験からそれを見つけることが出来るとは思えないのに。「思春期」のエネルギーは適当な出口を見出せずに、暴走したりうちに入り込んだりして行くのでしょう。

 2年後、6年後に迫る「就職」に焦燥感を募らせます。「この仕事は本当に自分に向いているものなのか?」「自分の本当にやりたいことは何なのか?」「これはあいつと同じじゃないか・・・真似しているだけなのか?」「オレの本当の望みなんてあるのだろうか・・・?」

 親も先生も自分たちがやってこなかったために自分たちが解らないことに気づけません。「自分とは何だろうか」と突き詰めて問いかけること。「人生の選択はどのようになればよいのか?」の方法論を学んでこなかったこと。・・・自分に自信がなくなり、自分を見失い・・・。

 やりたいことをやりたい。あんなに輝いていた出口が今はすっかり霞んでしまっている。

 もう一つ、心のしがらみが残っているぞ!
「花でいることも止めてしまえ」

 同じ花でいるうちは「違う種類の花」であることの説明が必要になっていきます。そうしないとアイデンティティがなくなってしまうような気がして。「果たしてオレは本当に花なのだろうか・・・花でいることを欲しているのだろうか・・・?」

 食べていくためにやる仕事は「適職」。自分の得手不得手、資格、長所で選べばいい。自分が本当にやりたいことは「天職」。食べていけなくても悔いはなし。余分な時間に全力でぶつかって、リフレッシュして適職に向かうエネルギー源。

 二つの「職」でリズムを取って、車の両輪として進んでいけば「身体」も「心」も充足し合って行けます。それに気付かないと「天職=適職」と狭く考えてしまうので、選択の範囲が著しく先細りして見えてしまうのでしょう。

 「適職」だって自分が三日三晩徹夜しても熱中できるものが望ましいし、「天職」はボランティアでも趣味でも構わないのでしょう。悩んだ時は、先ず「自分とは何だろう?」との問いかけに立ち返ることでしょう。それが本当の「個人主義」だし、神様も仏様も自分の「心の中」にいるのですから。




 竹内 浩 カウンセラー
希望と安らぎのカウンセリングルーム パティオガーデン
(神奈川県)


私も適職天職が見つけられない。どうしたらいいでしょうか。
(2008/04/11 20:03)
読んでいたら、何を言っているのか、正直分からなくなってしまいました。私だけかもしれません。よかったら、教えてくれませんか?
(2008/04/11 10:10)
適職も天職も見つけられない人はどうしたらいいんですか?どんなに自分を見つめても何も見つからなかったらどうしたらいいんですか?
(2008/04/10 22:57)
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