考察・定年後の過ごし方

 定年を迎えられた方々は、充分に社会貢献をされてまいりました。そこで過去を振り返ってみて、万一「自分は働く為に食べてきた」と考えられれば、反省をなさって下さい。本来は「食べる為に働く」のです。

 家族や自己を守る為に働くのが合理的な働き方です。例え働く為に食べていたとしても、結果は確かに自己や家族のためには、なって居ります。しかし、それでは充分な社会貢献とは言え無い様に思うのです。それでは余りにもユトリが無さ過ぎると考えるのです。

 合理的な自己中心主義で考えれば、食べる為、自己のため、家族の為に働くのが本来の姿でしょう。ユトリを持って働けば実力以上のものが発揮出来て、結果的には、会社(社会)にも貢献できます。

 『俺は働かされている』『俺は家族を食わせてやっている』等々の思考が生まれれば、妻の主婦としての重労働も目に入らなくなってしまいます。
 冷静に考えてみれば、自己が日々綺麗な下着を身に付けて、綺麗なワイシャツを着て、折り目の付いたズボンを穿いて、気持ちの良いシーツで眠れて、美味しい食事が出来て出勤できるのは誰のお陰か?ってところに目が行く筈だと思うのです。


 さて貴方は、定年を迎えられました。
 ご夫婦で定年後の過ごし方も話し合われたと思います。
 その話し合いの中で一番重要な要件は、どのようなものでしたでしょう?

 自分はモット働きたい、リタイヤはしたくない、長年働いてきたのだから思うように過ごしたい・・・・・それももっともなことだと思いますが、これだけだったと仮定しますと最重要課題が抜け落ちております。

 長年自己を支え続けてくれた『妻』への恩返し(想い)は?これが最重要課題です。そして、2人でゼロからの出発をしようじゃないか?妻の意見を最大限に聞き入れてこそ幸せな再出発が出来ますでしょう。奥様も充分自己主張をされれば良いのです。

 移住をして田舎でユックリ過ごそうって事に成れば、それはそれで可能でもあり楽しい老後が過ごせます。溢れかえる程の大自然にも恵まれます。しかし、又重要課題が残っております。

 私も移住者です。移住仲間もいらっしゃいますけれど、果たして移住先の人たちが行政が云うように、何も摩擦無く受け入れてくれる地域なのか?メディアが紙上やテレビで煽るほど、移住は簡単では有りません。これは非常に重大な課題です。

 定年を向かえるって事はソコソコの年齢で、体力も若い頃とは違いますし、心の『耐力』も下降気味だと思えます。移住される場合は行政の話だけではなくて、充分に自己の目で確かめてみる事も必須条件に成ります。

 移住などせずに今住んでいる地域でそのまま、ノンキに暮らそうとなさるのも良いですが、現役時代とは必ず違った環境に直面いたします。それをスムーズに受け容れるだけの心の『耐力』を養い続けて頂きたいとお願いを致します。




 谷村 剛臣 カウンセラー
カウンセリングルームA/T
(岡山県)


耐力を身につけるには?
(2008/03/30 10:19)
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